名前と印章の想い出-1

私たちはアメリカ住まいで書類にはサイン。
ハンコとは無縁の生活を送ってきた。
しかし、日本に長期滞在の機会を得るや、
「ここに印鑑を」と求められる事、多々。
その都度、ライスとカタカナ書きの名字を長丸で囲んだが、
ある日ついにハンコ屋さんで新調。
以来「米」が大活躍したのは言うまでもないが、
印章は私たち家族にどって便宜上という枠を越え、
日本への敬愛の証でもあるのだ。

USA(42歳)

公益社団法人全日本印章業協会
「名前の玉手箱」名前と印章の想い出
60頁より

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