はんこ廃止は誤解

行政手続き上での無駄な押印を見直す事が、脱はんこ・押印廃止と言う言葉にすり替わり
あたかも全てのはんこがなくなるかと言う誤解に。
これは決して大袈裟ではなく、実際にご来店されるお客様は口々に
「はんこはなくなるんでしょ?」と仰られます。
誤解を解く為に今まで何度も繰り返していた、はんこはなくなりませんよと言う言葉。
朗報と喜ぶことではありませんが、はんこ屋にとって待望の言葉を政府から頂けました。

下記URLは本日(11月5日)の加藤官房長官の定例会見です。

動画内8分30秒から質問、実印や銀行印などの重要なハンコの存続について説明しています。

・国民の皆さんの利便性を向上させる観点から、行政手続きにおける不要な押印の廃止を進めている。
・印章、はんこ自体を廃止すると誤解があるとすれば、それは政府の真意ではない。
・実印や銀行印など本人確認や意志の担保において必要不可欠な印章については
印鑑登録制度などに基づき、今後とも残していく。
・廃止するのはあくまで不要な押印、印章・はんこ自体が廃止とすることではないと言うことを、
国民の皆さんにもご理解頂き、また関係業界の皆さんにも政府として丁寧な説明を行っていきたい。

繰り返しお伝えしている事です、はんこはなくなりません!

ただ、まだまだはんこのついての誤解は多いのが現状です。
デジタル化が進むにつれ必ず起こる誤解や疑問をこれからも解いていこうと思います。
特に感じる事は物事を二極化する事、完全に白黒つける事はできないと言う現実です。
デジタル化は間違いなく進みますがアナログも必ず残ります、
この世の中の全てをデジタルに置き換える事などできません。
デジタルとアナログの対立軸ではなく、共存と言う観点で考えていきたいですね。

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