ワイドショーのネタ

6/23、兵庫県尼崎市は全市民の住民基本台帳などのデータが入ったUSBメモリーを紛失したと明らかにしました。紛失したUSBメモリーには全市民約46万人分の氏名、生年月日、住所など住民基本台帳に記載されてる情報のほか生活保護や児童手当を受けている世帯の口座情報などが保存されていたということです。

今回は規模が大きいのでニュースになりましたが、大なり小なりこの様な事は行政・企業に限らず起きているのでしょう。
行政のセキュリティ問題なのか、委託会社のデータ取り扱いに対する姿勢なのか、また個人の問題なのかは別として、このような事故が想定されるからデジタルでの管理(マイナンバー制度)がまだまだ信用されていないわけです。
それが現実になってしまったというのはあまりにも残念ですが、今回気になったのはテレビでの取り上げ方です。



違和感を感じませんか?
2年前は、声を揃えて「テレワークが進まない元凶ははんこ」と取り上げていました。
その時の記事「はんこがテレワークの阻害要因」はこちらからどうぞ

目的を見誤ってはいけません、また手段が目的となってはいけません。
テレワークすること、デジタル化すること、が目的ではないのです。
まして「行政手続きで廃止された押印の数をもって成果とする」など言語道断です。

問題の根本を見間違えると、この様にワイドショーのネタにされるだけ・・・ですね。

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