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道具への敬意

はんこを彫る為に必要な大小様々な道具達・・・例えば6~10本程の印刀(いんとう)。
自分の手の大きさ・指の長さを考慮し、柄の長さや太さを決め、鋼を据えて籐で巻き上げる。粗砥石で形を作り、中砥石で刃を付けて、天然の仕上げ砥石で切れを出す。正真正銘、自分自身のてづくりで世界にひとつ。僕が技術を習い、今は指導員として教えている職業訓練校でも最初に覚える事は道具作りではんこを彫り続ける限り、道具の手入れは一生続く。
彫り始めの一礼、彫り終わりの一礼は、鋼を打つ職人さん、砥石を採掘する職人さん・・・印刀が出来上がるまでに関わる全ての人へ敬意を込めて。また最高の道具を遺してくれた祖父へ、感謝の気持ちも忘れずに。

shigoto98

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