プラチナ丹の象牙印材、入荷しました
2023年5月25日投稿
印材は円柱そのままの形の無地印材。
上下がわかる彫り込みが入っている当付印材。
彫り込みではなく純銀が埋め込まれた銀丹印材・・・までが一般的です。
また銀ではなく贅沢に純金(24k)を埋め込んだ金丹印材もあります。
今から6年程前。
印材メーカーの営業さんとの雑談から「作ってみませんか?」と言われた商品。
それは特上の象牙印材にプラチナで丹を入れる、と言う提案でした。
見た目は銀丹と変わらないのですが、まだどこの印章店でも作っていないと言う事で、
半ば勢いで出来上がった当店だけのオリジナル商品でした。
※2020年時点、全国で取り扱いは当店のみ。
最後の1本が昨年末に売れまして、暫く売り切れとなっておりましたがこのたび入荷しました。
象嵌職人である宝泉(ほうせん)こと宮沢宝泉氏が丹を施した逸品。
宝泉は象嵌彫刻の第一人者として数々の賞を受賞している名工で、
民生・東民亡き後、最後の印材象嵌士とも呼ばれています。
象牙はもちろん特選印材、価格は高価ですがそれ以上の価値があります。
商品を提案して下さった営業さんは、昨年ご病気の為に若くして亡くなられました。
思い出の品です、これからも大切に販売させて頂きます。